須崎市、いや高知県の中でも新進気鋭のアントレプレナー(起業家)である嶋崎裕也氏率いる株式会社アースエイド。
 

 
会社設立は2013年8月だが、彼が起業を考えたのが2008年なので、「葉にんにく」に関わってから既に8年以上の歳月がたったということになる。
 
彼は、会社設立以来、高知県内のメディアに露出しまくっているので、かなりの有名人でお忙し氏である。現に、取材に伺った時も、話をしながら机の汚れを吹いていた。
 
「時間を無駄にしないということですね?」と聞くと「後回しにすると忘れるんですよ。だから、気づいた時にやる。あと、率先垂範(=自分が進んで手本をみせること)ですね。」とのお答え。
どうやら彼は四字熟語がお好きらしい。
 

 
 
「アースエイド」という社名は、「土佐」という地名でもある。(詳しくは(株)アースエイドのHPを参照⇒http://earthaid.co.jp/)本当に須崎を、土佐を、高知県を愛していらっしゃる方だ。
 

 

※主力商品の葉にんにくのぬた
 
 
地元を愛する地元民かと思いきや、彼自身はいわゆるIターン者。
土佐の地にゆかりはあるが、生まれは兵庫県、仕事は広島県というよそ者。
そのよそ者の彼がどうして須崎で起業したかは、彼へのインタビュー記事があるので、あわせて読んで欲しい。
★暮らすさき移住者のページ★
 
この会社を知るのに、社長個人を知ることはとても重要だ。
「アースエイド」とは、それほど彼の想いが詰まった会社なのである。
 
 

 
現在、アースエイドは、社員が3名(男性2名・女性1名)とパートが2名の5名体制で運営している。
嶋崎氏は「出来る人がやれることをやる」という考えなので、会社にお伺いした時にも、お茶を男性社員が出してくれた。
若い男性にお茶を出してもらうと少し良い気分である。(インタビュアーは40代女性)
計算じゃないと仰るが、これも巷でいう嶋崎氏が「人たらし」たる所以?と思いを巡らせつつ話を聞く。
 

 

※新製品の黒にんにく
 
 
「彼は天性の人たらしですよ」
ここ何年か苦楽を共にしてきた、地元出身34歳の男性社員は、嶋崎氏のことをこう表現する。
「嶋崎さんに出会うまで、自分はどちらかというと世間をななめから見ていました。彼は今まで自分が出合った人の中で勝てないなと思った唯一の人。」
「須崎市で6次産業をメインでやっている会社は珍しいんです。この会社は何にでも挑戦させてくれてとてもやりがいがある。自分が頑張って、会社が大きくなって、それが凄く嬉しい。」
 
もう一人、45歳の男性社員に話を聞いた。
彼は関東からのIターン者だ。
「都会のセンスでやっているので、とても働きやすい。でも、決してその土地の文化を否定しているのではなく、むしろ尊重しているのがとても良くわかる。仕事を任せてもらえるのは嬉しいが、そのかわり、どっかりと責任を感じます。」
 
 
何にでも挑戦させてもらえるというのは、社員にとっては非常に魅力的だが、経営者側にとっては相当の覚悟がいることなのだ。
嶋崎氏の持論はこうだ。
 
「何事も経験がものをいう。自分も起業を考えてから様々なことを勉強しはじめた時に、もっと色々な事を経験しておくべきだったと気づいた。考えて、行動してみて、結果をみて。これらの経験がきっと本人の将来のためになる。」
なんともありがたい言葉。
会社の成長は人の成長。わかってはいるが、なかなか実行できない事なのだ。
 

 
 
アースエイドでは、会社と共に成長してくれる社員を大募集中だ。
年齢不問。男女も関係ない。
入社試験は書類選考ではなく体験入社。最低1weekは事務所にいて人と仕事を感じてほしい。
 
ただし、応募にあたっての必要スキルがある。
如何せん職場が田舎に在しているので、自動車の普通免許は必須。
あとは、最低限のPCスキル(ワード・エクセル・パワーポイント)だ。
もちろん、イラストレーターやフォトショップも使えると嬉しいが、これは本人のやる気次第で入社後の勉強でも可。
最後に重要なのは、畑仕事も付いてくるということ。
アースエイドは安心安全な葉にんにくを自分たちの手で生産していることが原点なのである。
 
一緒にやりたい!という方の応募を、社長をはじめ社員皆が心待ちにしている。